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栄養だより

【食物繊維の大事な働き】

胃・小腸の中で水分と混じり、内容物の粘度を上げる
→粘度が高いと内容物の移動が遅くなり栄養素がゆっくりと吸収される。それにより、
 血糖値の急激な上昇やインスリンの多量分泌を防ぐ、コレステロールの吸収を阻害する、
などの効果が生まれる。

大腸の内容物のかさを増やす
→多量の食物繊維は腸の内側で吸水して膨大し、便を柔らかく動きやすい状態にするので
 発ガン物質が大腸壁にぶつかる確率を下げる。

大腸で分解発酵される
→大腸内が酸性に近付くことで発ガン物質を作り出す細菌の働きが弱くなり、さらにガンの元
 になる変異細胞を殺す。

「食物繊維=便秘解消」という関係は広く知られていますが、その裏側にはこのように大切な
働きが隠されています。食物繊維は野菜、海藻、豆類、果物など幅広く含まれますが、いわ
ゆる西欧風の食事が広まってからその摂取量は大幅に減少し、近年では炎症性大腸疾患や
大腸癌の罹患が多くなって来ています。食物繊維のこうした強い影響力とそのメカニズムは
最新の研究論文でも明らかにされており、サプリメントを摂取するだけではその効果は期待で
きないとも述べられています。食物繊維パワーを最大限生かすためにはサプリに頼らず、や
はり食べ物から摂るしかなさそうです。

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